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2025年の第76回高松宮記念杯は脇本雄太が完全優勝!レースの振り返りと最新の賞金ランキングも!

2025年6月22日、岸和田競輪場で開催された第76回高松宮記念杯競輪決勝で、福井・94期の脇本雄太が番手からの鋭いまくりで見事に完全優勝を果たしました。

これにより自身のGⅠタイトルは通算10勝目となり、トップレーサーとしての地位をさらに確固たるものにしました。

本記事では、熱戦となった決勝レースの展開を詳しく振り返るとともに、最新の賞金ランキングも紹介していきます!

第76回高松宮記念杯は脇本雄太が番手まくりで完全優勝!

2025年6月22日、岸和田競輪場で行われた第76回高松宮記念杯決勝で、福井・94期の脇本雄太が番手まくりで圧巻の完全優勝を果たしました。
これにより自身GⅠタイトル通算10勝目となり、「完全優勝」での制覇は2度目です。

レース後のコメントでは、脇本がチームの支えを強く意識していた様子が窺えました。
打鐘で寺崎浩平の熱い先行に心を動かされ、「寺崎君の打鐘のスピードがすごかった」「古性君の思いも背負って、二人で勝負できる形になった」と語っていました 。

さらに、今回の完全優勝で変化への意識を一層強め、「位置取りの甘さを克服し、自在性を磨きたい」「一歩一歩進んでいきたい」と今後に向けた決意を固めています 。

高松宮記念杯を制したのは、脇本雄太!
これで獲得賞金が1億円を超えたぞ!

近畿ラインの結束と脇本の決断!岸和田決勝で魅せた勝負の瞬間

レースは残り2周で深谷知広が先導、太田海也が突っ張る攻防に。
その後、打鐘で寺崎浩平が先行し、近畿ラインが整列。

これに合わせて脇本が番手から鋭くスパート。
最終バックから3コーナーでまくりを完成させると、古性優作との1対1の勝負を制し、GⅠ完全優勝となりました。

3連単は1,670円という堅実な配当に
岸和田ならではの熱戦と、近畿勢の結束した連携が光った一戦でした。

完全優勝といえる完璧なレース運びだったな!

1億円超えが続出!賞金ランキング上位の最新状況は?

順位登録地期別所属獲得賞金(円)
1吉田拓矢茨城107S1127,367,674
2古性優作大阪100SS118,955,548
3脇本雄太福井94SS111,023,000
4眞杉匠栃木113SS83,248,000
5郡司浩平神奈川99SS79,250,370
6深谷知広静岡96S156,089,048
7寺崎浩平福井117S149,336,000
8新山響平青森107SS46,240,000
9浅井康太三重90S145,424,000
10松井宏佑神奈川113S142,904,874

2025年6月時点の賞金ランキングでは、吉田拓矢が1億2,736万円超でトップを独走中
2位は地元記念で活躍した古性優作、3位には脇本雄太と続き、上位3名はいずれも1億円を突破しています。

中盤には眞杉匠、郡司浩平といったGⅠ常連が名を連ね、いずれもグランプリ出場圏内をキープ

下位には深谷知広や浅井康太、勢いのある若手・寺崎浩平もランクインしており、ここからの逆転劇も十分あり得る状況です。

夏以降のGⅡ・GⅠシリーズを経て、賞金争いはさらに激化が予想されます。
各選手の一戦一戦が、年末の頂上決戦「KEIRINグランプリ」への切符をかけた本気の戦いとなっていくでしょう。

上位3人が1億円突破!グランプリへの切符は誰に渡るのだろうか…

まとめ:グランプリへ加速する夏!賞金ランキング争いから目が話せない!

第76回高松宮記念杯競輪は、福井の脇本雄太が番手まくりで完全優勝を飾り、GⅠ通算10勝目を達成した記念すべき大会となりました。

近畿ラインの強力な連携と脇本の的確な判断が光ったレース展開は、多くのファンの記憶に残る名勝負になったことでしょう

今後は位置取りの改善と自在性の向上を掲げる脇本が、さらなる進化を遂げながら年末のグランプリに挑みます。
賞金ランキングも激しい争いが続き、2025年の競輪シーンはますます白熱すること間違いなし!

高松宮記念は素晴らしいレースだったな!次のGⅠも非常に楽しみだ!

「高松宮記念杯競輪2025」初日12R東日本一次予選の出走者&予想!

車番選手名府県期別脚質
1番和田圭宮城92期
2番和田真久留神奈川99期
3番高橋築東京109期
4番吉田有希茨城119期
5番郡司浩平神奈川99期
6番小松崎大地福島99期
7番神山拓弥栃木91期
8番近藤保千葉95期
9番鈴木竜士東京107期

←⑤②⑧ ⑥① ⑨③ ④⑦

12Rには今年トップの27勝を挙げている神奈川・郡司浩平が出走。
同じく神奈川の和田真久留を番手に迎えた3車ラインで初陣に挑みます。

郡司浩平の力が一つ抜けている印象ですが、119期で最も早くS級に到達した茨城・吉田有希や東京・鈴木竜士がどこまで力を出し切るかに注目です!

12R東日本一次予選の予想!神奈川ワンツーが本線!

今年27勝、G3を5度の優勝と充実の郡司浩平
番手には5月の平塚G3決勝でワンツーを飾った和田真久留、さらには縦脚鋭い千葉・近藤保を3番手に迎えた強力な3車ラインが一歩リード!

積極性光る吉田有希が逃げ、鈴木竜士が位置取りに動くも緩んだタイミングで郡司の捲り一発の展開でしょうか。
郡司が道中脚を使えば、和田真久留が差すパターンも十分ありそうです。

12R東日本一次予選の買い目はコレだ!

  • 25-25-3789
  • 2-389-5

買い目は多くなるも差し目を抑えた11点で勝負します!
資金配分すればトリガミは無いかなと思います。
郡司は番手捲りで勝利した平塚G3とは違い、今回はライン先頭で自力勝負となるため、展開次第ではズブズブの可能性もありそうです!

宮杯で親しまれるG1第76回「高松宮記念杯競輪2025」が岸和田競輪場で開催!

「宮杯」「雨の宮杯」とファンの間で親しまれているG1「高松宮記念杯競輪」が、2025年も岸和田競輪場で開催されます。
2025年の開催日程は6月17日〜22日の6日間で、2023年から始まったパールカップとの同時開催も継続!
競輪の中でも特殊な形式の大会である高松宮記念杯競輪。
今回は大会のルールから開催場の岸和田競輪場の攻略方法まで詳しく紹介していきたいと思います。

同時開催のパールカップの詳細については別の記事で紹介しているぞ!

2025年の出場選手は?
注目選手も併せて紹介!

高松宮記念杯競輪は特殊形式の大会と紹介しましたが、じつは東西対抗戦を押し出しているユニークな大会なのです。
その趣旨に則って、出場選手は東地区と西地区に分かれて選出されることとなっています!
ここでは、出場選手や注目選手を紹介していきましょう!

東西対抗戦なので準決勝まではそれぞれの地区での対決!決勝は東西が入り混じった対決となるぞ!

出場選手の中からS級S班の選手をピックアップ

高松宮記念杯競輪は勝ち上がり形式の大会となっていて、東西各54名・・・合わせて108名が出場します。
さすがにこの人数を全て紹介するのは無理があるので、S級S班の選手に絞って紹介しましょう。

地区選手名級班
北日本新山響平SS107
関東眞杉匠SS113
南関東岩本俊介SS94
南関東郡司浩平SS99
近畿脇本雄太SS94
近畿古性優作SS100
中国清水裕友SS105
四国犬伏湧也SS119

2025年5月30日に平原康多が引退したことによって現在のS級S班は8名、つまり全員が出場することになっています。
奇しくも東地区4名、西地区4名となっていて、今回の大会では東西SSでの対決にも注目してみていきたいところです。

平原康多の引退は衝撃的だった。
S級S班への追加はまだないから、今回は8名が斡旋対象だな

注目選手はリベンジに燃える「古性優作(こしょう・ゆうさく)」

注目選手は、2022年・2023年と2年連続Vを果たしている「古性優作」
2024年は北井佑季の捲りによって3着だったので、リベンジに燃えていることでしょう。
2025年はG2・G3・F2で1回ずつ優勝していますが、G1での優勝はまだなのでGPに向けて弾みをつける意味でも優勝してほしいところです。

去年優勝の北井佑季はドーピング違反で出場停止中!直接のリベンジ相手がいないことが吉と出るか凶と出るか

開催場である岸和田競輪場の攻略方法

開催場である岸和田競輪場は大阪府岸和田市にあり、クセの少ない400mバンクが特徴!
逃げが若干不利ですが、差しや捲りなど多彩な決まり手がみられる競輪場で、大阪湾から吹き付ける浜風によって決まり手の決着率が変わることに注意が必要です。

競輪場毎に決まり手や特性が変わるから、見る前に確認しておくと楽しめるぞ!

浜風は1センターから2センターに向けて吹くので、ホーム側では向かい風・バック側では追い風となるので、風の強い日は逃げの成功率が下がり差しの成功率が上がるといわれています。
詳しい解説については下記のリンクで紹介しているので、そちらをご参照ください。

高松宮記念杯競輪の概要!選考基準や歴代優勝者、過去売上を紹介

ここまで2025年の高松宮記念杯競輪について紹介してきましたが、さらに楽しめるように大会の概要についても説明していきましょう。
優勝賞金・出場資格・歴代優勝者などの詳しい情報を紹介していきます。

東西対抗戦と銘打っているだけあって、出場資格も他のレースとはひと味違うぞ

賞金・出場資格は?

高松宮記念杯競輪の優勝賞金は5,000万円で、2024年の優勝賞金4,700万円から300万円アップ!
G1の中では日本選手権競輪、オールスター競輪に続く3番手の賞金額で、11月開催の朝日新聞社杯競輪祭とは同額です。

優勝賞金の増額か!これは選手たちも気合が入るな!

  • S級S班の在籍者
  • 過去3回以上の優勝を果たし、開催時にS級1班に所属している選手
  • パリオリンピック自転車競技トラック種目代表選手
  • 平均競走得点上位者を東西別に順次選考

出場資格はこちらとなっていて、S級S班・過去3回以上の優勝を果たしたS級1班・パリオリンピックの日本代表に加え東西別の平均競走得点上位者が選考されます。
2024年以前に含まれていた「選考期間で2か月以上JCFトラック種目強化指定(A)に所属し、開催時にS級1班に所属している選手」は今大会では削除されているので注意が必要ですね。

パリオリンピック代表からは中野慎詞と太田海也が出場するぞ!

歴代優勝者紹介

ココでは2013〜2024年の歴代優勝者について紹介していきます。

開催年開催地優勝者府県東西
2013年岸和田成田和也福島
2014年宇都宮稲川翔大阪西
2015年岸和田武田豊樹茨城
2016年名古屋新田祐大福島
2017年岸和田新田祐大福島
2018年岸和田三谷竜生奈良西
2019年岸和田中川誠一郎熊本西
2020年和歌山脇本雄太福井西
2021年岸和田宿口陽一埼玉
2022年岸和田古性優作大阪西
2023年岸和田古性優作大阪西
2024年岸和田北井佑季神奈川

歴代優勝者はこんな感じで、東西がバランスよく優勝しているといった印象ですね。
今回の開催場である岸和田競輪場は過去に9回も開催されていますが、優勝は東5回、西4回とこちらもバランスのよい結果に。
2025年の大会では東地区の代表が勝つのか、それとも西地区の代表が勝つのか、そこに注目するのも面白いかもしれません。

東が勝つか、西が勝つか・・・今から楽しみだな!

前回の売り上げは?

2024年の売上は127億1252万3100円で、目標として掲げていた120億円を大きく上回る形となりました。

開催年度開催場名車券売上額(円)
2014宇都宮9,242,544,500
2015岸和田9,911,065,900
2016名古屋9,205,375,700
2017岸和田8,963,332,900
2018岸和田8,509,916,300
2019岸和田8,491,669,800
2020和歌山7,059,050,100
2021岸和田8,100,180,700
2022岸和田9,099,329,800
2023岸和田11,655,738,900
2024岸和田12,712,523,100

過去の売上はこのようになっていて、2015年から下がり続けていた売り上げはコロナ禍の影響もあり2021年から右肩上がり
とはいえ、90年代の300億円超の売上にはまだまだ届かず、競輪の最盛期には遠いといった印象でしょうか。
2025年は北井佑季のドーピング違反、平原康多の引退の影響がどれだけでるかが気になりますね。

今のところ売上は右肩上がり・・・今年はどれだけの売上になるのか今から楽しみだ!

的中率確率を上げる方法は?

さて、ココまでで高松宮記念杯競輪についての情報は皆様の頭の中に入ってきたでしょうか?
これほどの情報があれば高松宮記念杯競輪を楽しめる!と思ったら、大間違いです!
競輪は見ても楽しいですが、的中させられればもっと楽しい!というわけで、ここでは的中確率を上げる方法を紹介しましょう。

公式の予想を確認して自分で予想する

公式などで掲載されている出走表には驚くほどの情報量が記載されていて、予想をする際の手助けをしてくれます。
特に予想印というものは重要で、いわゆる「本命」「対抗」「注目」など各選手の有望度が一目でわかるのです。

出走表に掲載されている予想印は無料の情報だから過信は禁物だぞ!

そうですね。さらにいえば、掲載されている媒体によって予想印も変わってくるので、そちらの確認も必須です。
出走表の詳しい見方は下記のリンクから!

競輪予想サイトを利用する

競輪では勝ちたい!でも出走表を確認する時間はないし、自分だけで予想するのは不安!こういう人は一定数いると思います。
そんな人にオススメなのは、競輪予想サイトを利用することです。
ガテン競輪では競輪予想サイトのおすすめランキングを紹介していますので、そちらから競輪予想サイトを利用するのもいいでしょう。

まとめ:G1第76回「高松宮記念杯競輪」は6月17日から!情報を集めて楽しもう!

今回はG1第76回「高松宮記念杯競輪」についてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか?
東西対抗戦ということで、いつもとは違った要素が楽しめるレースだけに、今からワクワクが止まりませんね。
6月17日から22日まで岸和田競輪場で開催されるので、それまでに是非ともガテン競輪を活用して情報収集してください!

競輪の基礎知識からオススメ投票サイトまで盛りだくさんだから活用してみてくれ!

サイクルペン
サイクルペン
福岡県出身の明太子大好きライター。
競輪歴はまだまだ浅いが、競輪に関わる仕事が何かしたくてライターに。
趣味は映画で、ほぼほぼ毎日サブスク系の配信サイトをサーフィンしている。

掲載の内容はライター独自の見解であり、その正確性・再現性を保証するものではありません。