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Jリーガーから転身したS班の北井佑季(きたい・ゆうき)がドーピング違反認定!SNSの反応や過去の事例も紹介!

2025年2月20日、交易団体法人JKAは、ドーピング検査により神奈川支部の119期・北井佑季(きたい・ゆうき)から禁止薬物が検出されたことを発表しました。
それに伴い、2025年2月21日の豊橋競輪「全日本選抜競輪(G1)」を含む3月末のレースを欠場しています。

2024年のKEIRINグランプリ出場と2025年S級S班を確定させ、これからの活躍が期待されていただけに、衝撃のニュースとなっています。

異色のオールドルーキー、北井佑季とはどんな選手なのか?

周囲の反応はどんなものなのか?

そんなあれこれを徹底紹介していきます!

神奈川の119期S班の北井佑季がドーピング使用により全日本選抜競輪(G1)欠場!

2025年にS級S班を確定させ、これからの活躍が期待されていた神奈川の119期・北井佑季がドーピング違反認定されたことが2025年2月20日、JKAの発表によりあきらかになりました。

それにより、「2024年競輪表彰選手」で特別敢闘選手賞を受賞予定でしたが除外となることがが決定しました。
さらに2025年2月21日開幕の豊橋競輪「全日本選抜競輪(G1)」を含む、3月末までのレース欠場もあわせて発表されています。

ドーピング検査がおこなわれたのはKEIRINグランプリ2024出走前日、2024年12月29日のこと。
検出されたのは、禁止物質である蛋白同化男性化ステロイド薬「メタンジエノン」の代謝物であったようです。

これに対し、公益財団法人JKA会長の木戸寛より

「今回、トップ選手からドーピング禁止物質が検出されましたのは誠に遺憾であり、お客さま、競輪関係者の皆さまにご迷惑とご心配をおかけする事態となりましたことをお詫び申し上げます」
 「今後とも皆さまのご信頼に応えるべく、選手への啓発を行い、再発防止に向け業界をあげてアンチ・ドーピングに取り組んで参ります」

とコメントがだされています。

全く選手人生これからって時に何やってるんだ!?競輪選手としてなさけねぇぜ!

北井佑季のプロフィール

  • 期別:119期
  • 級班:S級1班(2023年7月~)
  • 脚質:逃
  • 生年月日:1990年1月27日
  • 年齢:34歳
  • 身長:169cm
  • 体重:78kg
  • 太股:62.0cm
  • 府県:神奈川
  • ホームバンク:平塚競輪場
  • 師匠:高木 隆弘(神奈川・64期)

北井選手は119期の競輪選手、2021年にプロデビューを果たした新人選手ですが、年齢は34歳とオールドルーキーなんです!
しかし競輪選手としての才能はバツグンで、本格デビューから5ヶ月後の2021年12月にはレインボーカップチャレンジファイナルに勝利してA級2班に特別昇班、さらに翌年5月には9連勝でS級2班に特別昇級しました!
その後も活躍を続け、2023年にはG2ウィナーズカップやヤンググランプリ出場など、グレードレースで活躍する機会が増えつつある期待の星です!

実は北井選手、競輪選手になる前はプロサッカー選手として活躍するJリーガーという経歴の持ち主。
2019年3月に戦力外となってしまい現役引退を余儀なくされましたが、こうして競輪選手として花開いたわけです。

元Jリーガーということでポテンシャルはかなり高かっただろう!
師匠の高木選手の「メシを食え!」というアドバイスのもと、体重を増やしまくって試験に臨んだそうだ(笑)

ドーピング検出されたステロイド薬「メタンジエノン」とは?

北井佑季選手からドーピング検出されたステロイド薬「メタンジエノン」とはどんなものなのでしょうか。
この薬は日本では認められておらず、海外でサプリメントとして販売をされているため渡航先などで購入可能なもの。
ネットからも取り寄せている業者があり、国内でも容易に手に入れられてしまうようです。
服用は自己責任となり、法律で規制はされてないとのこと。

禁止物質の記載として

「いわゆる筋肉増強剤として、筋力の強化と筋肉量の増加によって運動能力を向上させ、同時に闘争心を高める目的で使用され、様々な投与方式で大量に使用されるため禁止」

とされているようです。

「メタンジエノン」は人間の体の中ではつくられないらしいから、検出されたら外から入れたもんだってすぐにわかっちまうらしい…ドーピング検査で引っかかって当然だ!

北井佑季のドーピング違反認定にSNSの反応は?

期待のオールドルーキーだった北井佑季選手のドーピング違反認定は多くの競輪ファンからもさまざまな反応が起こっています。

あーあ。噂は真実だったのか。

北井佑季選手のせいで、他の競輪選手も
疑いの目で見られる、なんなら
サッカー選手まで疑いの目で見てしまう
元々、個人的には競輪選手で唯一嫌いな
選手だったが、大嫌いになった。

クソが、、、
動揺してビビッて機関車できなかったのか
クソチキンが

いくら張ったと思ってんだよ

金返せや
ゴミ野郎

オールドルーキーで成果を上げていきたい
焦る気持ちもあったのだろう
迫力ド先行で勝負するなら、犬伏クラスと勝負をしないといけないから、並みのパワーでは勝てない。
番手にいくにしても横は強くないし、南関上位は深谷郡司がいるのでムリ。
いつまでも迫力ド先行にこだわるなら薬物?に頼るハメになったんでしょう。何歳になっても先行できる訳でもないのに。
遅かれ早かれ詰む運命だったのかもしれません。

しかしこのタイミングの公表のJKAの対応はお粗末です。

北井佑季選手に対しかなり厳しい意見が。
しかし一方では…。

そっか…地元選手だし嫌いじゃなかっただけに残念

やった事の処分は仕方ないとして
彼のメンタル体が心配

いろいろと追い詰められてなければ選ばない手段だよね…

悲しいよ北井。
俺は今、君のために泣いてるよ。

このように北井佑季選手に寄り添う反応もありました。

どっちにしてもやりきれない!さらけ出して生きるのが男ってもんだろうが!

北井佑季だけじゃない!過去にあったドーピング事件、事例紹介

今回の北井佑季選手だけでなく、同じような事例は過去にも起こっています。


≪神山雄一郎≫

競輪ファンの間で有名になっているのは1998年のバンコクアジア大会での神山雄一郎でしょう。
ドーピング検査で陽性反応が出てしまい、ペナルティーとして短期の出場停止処分を受けました。
ただし、これは服用をした風邪薬に成分が含まれていたために発生したケースだったことがわかります。神山雄一郎選手はG1優勝16回、生涯獲得賞金1位など競輪界の第一人者として活躍した選手で、2024年12月24日に現役引退、2025年1月14日には日本競輪選手養成所所長に4月に就任することが発表されています。

≪伊藤信≫

伊藤信は、ドーピング違反により2015年3月25日から3か月の資格停止処分を受けています。
気管支を広げる作用のある禁止薬物「ツロブテロール」が検出されたとのこと。
当該の大会で伊藤信選手は、スプリントとチームスプリントで1位だったがスプリントの成績は無効、チームスプリントは最下位とされています。

≪伊藤成紀≫

伊藤成紀は2018年5月に開催「全日本プロ選手権自転車競技大会」の出場を控えていましたが、出場前のドーピング検査で今回の北井佑季と同じく「メタンジエノン」が検出され、4年間の資格停止処分を受けています。
しかし、伊藤成紀選手本人は「心当たりがない」と主張していたそうです。

意図せず摂取したにせよ、狙っていたにせよ、プロの競輪選手はそういったところにも注意を払わなきゃいかんだろう!

まとめ:北井佑季のドーピング違反によりその後のレース欠場、詳細な処分はどうなるのか?

今回は北井佑季選手のドーピング違反認定についてお伝えしました。
現段階では、詳細な北井佑季選手の処分は協議の末に決定されます。
これからが競輪選手として活躍するはずだったオールドルーキー北井佑季。
その心の裏には底知れぬ闇があったのかもしれません。
本当の真価はこの後問われることとなるでしょう。

マエガミ
マエガミ
おでこがせまいようで、前髪がすぐ伸びてきてしまうためあだ名でつけられました。 競輪は初心者ですが、自転車は好きで自分で乗っていたこともあって友達に誘われたのがきっかけです。 ストレスがたまったら競輪場で走っていると妄想して爆走するのに最近ハマっています。

掲載の内容はライター独自の見解であり、その正確性・再現性を保証するものではありません。