埼玉・平原康多が復活劇で優勝！いわき平競輪G1「日本選手権競輪2024」結果振り返り！

4月30日から5月5日に開催されたいわき平競輪G1「日本選手権競輪2024」は、埼玉支部所属の87期平原康多選手が優勝しました！
昨年の落車で右肩甲骨骨折という大怪我をし、それ以来なかなか思い通りの走りが出来ていなかった平原選手ですが、ライン先頭で平原選手を引っ張った吉田拓矢選手の頑張りもあり、直線で差し切り優勝を手にしました！
G1優勝は2021年の寛仁親王牌優勝以来3年振り、そしてなんと9度目です！
ということで今回は決勝戦の様子を振り返っていきましょう！

それでは決勝レースを見ていきましょう！
スタートはラインのために7番武藤選手が飛び出しました。
また、単騎勢もそれに続いて後ろに着く形に！
8番小林選手は後方待機とみなが想定通りに位置を取ったかなという感じです。

残り2周で一気にレースが動きます！
後方に位置していた小林選手、そして単騎の古性選手が後ろに置かれたくないために前に踏んでいきます。
ここで後方からでも仕掛けることができる吉田選手が一旦後方に下がりました。
変に包まれて仕掛けが遅れてしまうよりも良い判断、これは冷静でしたね！

レースはジャンを迎えると、小林選手の抑え先行、吉田選手は後方に置かれる形に！
小林選手は吉田選手の仕掛けを待ちながら、このまま逃げるのか、それとも吉田選手の後ろに着くのか考えながら走っている様子でした。

レースは残り半周に。
吉田選手は残り1周の時点ですぐさま仕掛け、第2コーナーまでに先頭に立ちます！
しっかりライン3車で出切ったのが大きかったですね。
吉田選手は1周の先行、そしてかなりかかっていたいたこともあり、後続は厳しい展開となりました！

吉田選手はかなりスピードに乗っていて、最後の直線まで危なげなく先行しました！
直線は番手から平原選手が抜け出し、1着！
2着には4番手外並走から伸びた岩本選手が入りました。

今回は平原康多選手の優勝で幕を閉じたいわき平競輪G1「日本選手権競輪2024」を振り返りました！
平原康多選手はこれまでに、5つのG1タイトルを獲得しており、オールスター競輪を優勝することができれば、史上5人目となる「グランドスラム」達成です！
オールスター競輪は毎年8月に開催されるため、今年グランドスラムを達成する可能性もあります！
平原康多選手は度重なる落車などで調子を落としていましたが、この調子なら本当に勝ってしまうかもしれませんね！
今年も競輪が熱いです！