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1周250メートルのスピード感が魅力でも売上低迷で失敗?廃止?!「PIST6(ピスト・シックス)」の基本情報や競輪との違いを解説!

競輪といえば周長400mほどのバンクでレースが行われるものですが、周長250メートルのドーム型木製バンクで開催されている250競走「PIST6(ピスト・シックス)」をご存じでしょうか!
250mのバンクを6周しその着順を競うPIST6、ラインが無く、風の抵抗も少ないドームバンクということで、スピード感溢れるレースが展開されます!
また、競輪とは違い、派手な照明やユニフォームのデザインなど、観客を盛り上げるための要素が多く見ていて楽しい競技です。
一方、PIST6について検索してみると、「廃止」や「失敗」という候補も・・・。
実際売上が低く、かなりスベッたという話も耳にします!
ということで今回は、PIST6の基本情報や気になる売上、競輪との大きな違いについて解説します!

250競走「PIST6(ピスト・シックス)」は国際ルールに基づく高速バトルが魅力の競技!

競輪と似て非なる「PIST6(ピスト・シックス)」をご存じでしょうか!
2021年の10月にスタートしたPIST6は、自転車のスピード感にプラスして、ライブ会場のような照明、派手な選手紹介や実況など、エンターテインメント性に特化した新しい自転車競技となっています!
「ラインの概念が無い」、「6人で競走が行われる」など、私たちが普段観戦している漢字の競輪とはちょっと違った競技なんです!
ということでまずは、競輪とPIST6の違いについてみていきましょう!

名前は聞いたことあるが、競輪とどのように違うのかなど、自転車競技という情報以外知らない人も多いだろう!
PIST6を詳しくみていこう!

ラインは無し!ブロックも無し!競輪とPIST6は似ているようで大きな違いがある!

競技車立走路バンクの素材傾斜周回数ラインヨコの動き
競輪5~9車333~500mアスファルトコンクリート25~35度4~6周ありあり
PIST66車250m木製板張り45度6周なしなし

競輪とPIST6は簡単なものでも、これだけの違いがあります!
最大の特徴と言えば、なんといっても250mバンクでラインが組まれないという点でしょう!
出走する6人全員が自分の力だけで勝負する非常に熱い戦いが見られると人気です。
また、決戦の舞台である「TIPSTAR DOME CHIBA(ティップスタードームチバ)」は、周長250メートル、そしてドーム型の競技場であるため、とにかくスピーディーなレースが展開されます!
派手な照明や演出と相まってド派手なレースが繰り広げられるため、非日常感覚でケイリンを楽しみたいならPIST6がオススメです!

個性豊かなユニフォームも魅力の一つ

PIST6では選手それぞれが、PIST6用にデザインされているオリジナルのユニフォームを着用してレースを行います!
競輪とは違い、かなりカラフルなデザインが多いのが特徴です。
このような点も見ていて飽きないですね!

とにかく演出がド派手!

PIST6はエンターテインメント性にも特化しているため、選手入場の演出やレース中の実況など、さまざまな点で観客を盛り上げるための工夫をしています!
カラフルなライティングや煙の噴射など、とにかくド派手でまるでライブを見に来たかのような華やかさです!
この点も競輪とは大きく違いますね!

選手たちは1日2レース出場する

PIST6は1日の中でデイ開催、ナイター開催に分かれており、選手たちは基本、デイで1レース、ナイターで1レース計2レースに出場します!
開催日程の調整や斡旋する選手数を減らすためにもこのやり方を採用しているのかと思いますが、1日に2レース走るのは正直かなりきつそうです。

開催日程や車券の買い方、入場料は?PIST6の概要

PIST6は千葉県千葉市にある「TIPSTAR DOME CHIBA(ティップスタードームチバ)」で、基本金曜日~日曜日のうちの2日間で1節が開催されます!
年間50節、100日開催が基本となり、1日12レース行われるため、年間で1,200レースが開催されるというわけです。
1つの会場でこれだけのレースが開催されているのは凄いですね!

競輪と比べて入場料が圧倒的に高い

PIST6はエンターテインメント性を重視しておりさまざまな工夫で観客を盛り上げてくれますが、その分入場料が非常に高く、賛否両論の声が上がっています。
公式サイトの価格表を見てみると、最も安いレギュラーシートであっても2,000円です!
競輪場なんかは100円ほどで入れるところばかりなので、比べてしまうと正直かなり高く感じます。
ライブのような感覚も味わえるので、競輪とは全くの別物と考える必要がありますね!
そう考えれば2,000円はまー妥当な金額なのかなと思います。

PIST6の車券を買うには公式投票サービスに登録する必要がある

PIST6の車券を購入するためには、公式投票サービスに会員登録する必要があります!
競輪の車券を購入することができる、「チャリロト」や「ウィンチケット」などからは、PIST6の車券を購入することができなくなっているため注意が必要です!

現地に観戦に行っても紙の車券は販売されていない

実はPIST6、車券は先程紹介した公式投票サービス以外で購入することができません!
これは他のインターネットサービスで購入できないというわけではなく、なんと現地に行っても紙の車券が販売されていないんです!
正直現地に行って観戦するなら、紙の車券を買って楽しみたいもの。
それが無いというのはちょっと残念です。

紙の車券は税金対策に繋がると巷で噂されているから、大きな勝負をするなら紙の車券を買う人が多いだろう。
PIST6の売上が上がらないのには、紙の車券が無いというのも関係していそうだ。

ガラガラで売上は赤字!?事業失敗で廃止の声が上がっている!?

ここまで見てきてPIST6は魅力の多い人気な競技に見えるかもしれませんが、実はレースが開幕してから今に至るまで、とにかく売上が低く盛り上りに欠けた競技になってしまっているんです!
ということで売上を見ていきましょう。

2021年度の売上は約14億8,000万円、2022年度は約16億5,000万円と売上が低すぎる

実際に売上を調べてみると、2021年度の売上は約14億8,000万円、2022年度は約16億5,000万円と売上が非常に低いことが分かりました!
2022年度は目標売上が約120億円だったのに対し、16億5,000万円です。
これは驚くほど低いですね。
実際、最近のレースを見てみると、1レースごとの投票数は、予選で40万円程度、決勝戦であっても100万円には届かない売上でした。
これでは大口投票でオッズが簡単に変わってしまうため、これ以上売上は伸びないでしょうね・・・。
廃止という声や失敗という声があがっているのにも納得です!

売上が低迷しているとは聞いていたが、ここまで売れていないのは驚きだ。
競輪ではどんなに低い競輪場でも、年間に100億円以上の売上があるぞ。
PIST6の売上がいかに低いかが分かるな!

YouTuber「ヒカル」とコラボで売上回復!?しかし長続きするとは思えない・・・

想定より明らかに売上の低いPIST6、売上を上げるための大きな施策として、4月下旬に人気YouTuber「ヒカル」との大型コラボを実施しました!
ヒカルさんのチャンネルでは、実際にヒカルさんが千葉市とPIST6が開催される「TIPSTAR DOME CHIBA」に足を運び、車券を購入しながらPIST6を楽しむ様子が見られます!
この動画を見れば公営競技初心者であっても、PIST6とはなんなのか、競技の魅力やポイントを知ることができますね。

また、動画公開直後から、コラボ記念で史上最大規模のポイントプレゼントキャンペーンも実施!
PIST6はもちろん、公営競技やギャンブルをしたことが無いという人が、PIST6をはじめるきっかけ作りになりそうなキャンペーンです!

コラボ効果で実際に売上が上がった!ライブ視聴数も爆上がり?

コラボの甲斐あり、PIST6は売上が急上昇!
さらにライブ視聴数は3万人超えとこれまでにない盛り上がりを見せたといいます。
3万人超えはもはや競輪のグレードレースよりも見られてますね。
この数字は素直に凄いと思います!
競輪とPIST6は競技性などに大きな違いがあるため、PIST6のプロモーションは競輪と同じことをしていてはダメだということが分かりますね。
派手な演出や分かりやすい競技性は若者にうけやすいと思うので、ヒカルさんなど若者に人気なYouTuberとのコラボを積極的に行うのが良いのかもしれません!

しかし盛り上がりも一時的?ギャラと売上の関係性から批判的な声も多い

一方、ヒカルとのコラボを見て、否定的な声を挙げている人もSNSでは多く見られました。
代表的なのが、新宿租界など博打情報関連のサイト運営、また人探しなどギャンブル界隈で非常に有名な「Z李」氏の意見。
大村競艇場がヒカルとコラボして、結局コケた前例を知っているため、今回のPIST6コラボに落ち目を感じていますね。
たしかに数年間開催を続けていて赤字が続いている中、打開策として高いギャラを払ってでもヒカルさんとコラボをしたのはしっかり理由があるのかは気になります!
若者のファンが多いヒカルさんですので、PIST6なんて紹介しても年齢的にできないか、お金をあまり持っていない=売上に貢献できない若者が多そうです。

これまでに無い盛り上がりを見せたのは事実だが、これが今後も続いていくとは思えないな。
ポイント欲しさに最初だけやってみて、当たらないで辞めるという人が多そうだ!

PIST6が開催されている「TIPSTAR DOME CHIBA(ティップスタードームチバ)」の概要

  • 【所在地】:千葉県千葉市中央区弁天4-1-1
  • 【TEL】:043-331-6678
  • 【アクセス】:千葉モノレール千葉公園駅徒歩2分
  • 【入場料】:2,000円~
  • 【収容人数】:約2,000人

千葉モノレールの千葉公園駅から徒歩2分に位置するティップスタードームチバ、アクセスは良く、車での来場も可能です!
入場料は2,000円とちょっと高いですが、イベントを観戦しにいくと考えれば安いかもしれません!

ド派手な演出が見たければぜひ現地で観戦したいものだ!
しかし売上低迷のせいか、日によっては演出が無い日もあるらしいから確認が必要だな。
また、現地で紙の車券が買えない点にも注意だ!

【まとめ】PIST6は競輪とは違う魅力あり!しかし売上が低くギャンブルとしては成立していない!?

今回は、PIST6の基本情報や気になる売上、競輪との大きな違いについて解説しました!
ド派手な演出やユニフォーム、カントのきつい250mバンクでの激しいスピードレースなど、エンターテインメント性の高いケイリンを楽しめるPIST6は、競輪とは違った魅力があり楽しめます!
しかし、売上がとにかく低く、競輪のような投票の仕方では、ちょっと楽しめそうにないというのが本音です。
ひとりで数万円投票するだけで、オッズが大きく変動する可能性もあり、ギャンブルとして成立しているのかも怪しいですね。
また、車券を購入するために、公式投票サービスに登録する必要があるのも面倒な点ではあります!
問題点も多いPIST6ですが、気になる方はぜひチェックしてみてください!

レースが堅いという噂のもとPIST6でひと儲けを考えていた人は、考え直さなければならいな!
予想で勝ちたいなら競輪予想サイトの無料予想を見てみてはどうだろうか!