TOP

関東勢5車連携で地元吉田拓矢が優勝!取手競輪G3「水戸黄門賞2024」の結果を振り返る!

6月27日から6月30日にかけて開催された取手競輪G3「水戸黄門賞2024」は、地元茨城支部所属の吉田拓矢が優勝!
2023年はヨコを意識しすぎた走りが目立ち、失格により4ヶ月間の斡旋停止などもありましたが、その経験をバネに今年早くも5度目の優勝です!
賞金ランキングも9位まで浮上し、S級S班返り咲きも見えてきています。
今回は最終日の取手競輪G3「水戸黄門賞2024」決勝戦の結果を振り返っていきましょう!

取手競輪G3「水戸黄門賞2024」は地元茨城支部・107期吉田拓矢が優勝!

ということで決勝レースを振り返っていきます!
決勝はSS脇本雄太とSS山口拳矢の豪華連携に対し、地元吉田拓矢を含む関東5車が連携、単騎には復調気配の守澤太志など面白い構成でしたね。
ということでまずは決勝戦の出走表を見ていきましょう!

「水戸黄門賞2024」決勝の出走表

G3の決勝ということでもちろん豪華なメンバーが揃っていますが、注目すべきは地元茨城の選手が3名勝ち上がったことでしょうか!
そのほか、栃木の坂井洋や群馬の小林泰正など、関東は計5名が勝ち上がり!

先日のG1高松宮記念杯競輪を優勝した北井佑季郡司浩平など、最近の関東勢は圧倒的な強さを見せつけていますね。
連携力はもちろん、自力で力を発揮できる選手も多く、これからの競輪界を席巻していくのではないでしょうか!
実際この決勝レースでも5車連携でSS2車ラインに対抗。
ライン連携が勝つか、それとも最強SSが勝つかとなかなか面白いレースになりそうですね!

車番級班選手名府県期別年齢
1番S1吉田 拓矢茨城107期29
2番SS山口 拳矢岐阜117期28
3番SS脇本 雄太福井94期35
4番S1松本 貴治愛媛111期30
5番S1坂井 洋栃木115期29
6番S2芦澤 辰弘茨城95期36
7番S1小林 泰正群馬113期29
8番S1吉澤 純平茨城101期39
9番S1守澤 太志秋田96期38

「水戸黄門賞2024」決勝のライン、並び予想

並び順は、

←⑦⑤①⑧⑥ ④ ⑨ ③②

SSラインに対して徹底先行で対抗するはずの関東5車ラインは車番の利もありS取り、単騎の2名が続いていき3番脇本雄太はどうしても後ろからの競走になりそうです。
7番小林泰正はもちろん突っ張り先行で地元勢をアシスト、番手から坂井洋が二段掛けで地元有利のレースと言えますね!

展開から予想した買い目はこれ!

  • 1-489-234589

本命はもちろん1番吉田拓矢
小林泰正の2周先行から5番坂井洋が発進、脚を溜めた吉田拓矢が直線抜け出して1着と予想します!
また、2着には関東4番手の吉澤純平か、3番脇本雄太の仕掛けの後ろで脚を溜めた4番松本貴治と9番守澤太志が伸びてくると予想しています。
関東勢が中心なのは間違いありません!

小林泰正と坂井洋の二段駆けなんて贅沢すぎるな!
さすがの脇本雄太でも厳しいレースになりそうだ。
反対にその後ろに控える吉田拓矢にとっては負けられない1戦になっただろう。

展開に注目しながら実際のレースを見ていくぞ!【レース映像有】

←⑦⑤①⑧⑥ ⑨ ④ ③②

スタート飛び出したのは6番芦澤辰弘
関東ラインの5番手ですが、自分の仕事を果たすスタート取りでした!
これで関東5車ラインがしっかり先行できる形に。
一方単騎の2車は中段、3番脇本雄太は後方からという形になりました。

残り2周すぎで7番小林泰正が覚悟の先行!ペースが一気に上がる

スタート取りに成功した関東5車ライン。
先頭を走る小林泰正は残り2周で後ろの動きを見ながら自ら誘導を切ります!
そして脇本雄太や単騎勢が仕掛ける前に一気にスピードを上げ、早くも死に駆けの態勢に入りました!
一列棒状の展開となりますが、脇本雄太がスピードの変化に出遅れて若干車間が空く形となりました。

残り1周で番手7番坂井洋が発進!単騎9番守澤太志が上手く内を掬って上がる

    ⑥④
←⑤①⑧⑨  ③②

残り1周付近で小林泰正が力尽き失速すると、番手から7番坂井洋が発進!
またその間に単騎の9番守澤太志が内を掬って地元勢の懐へと切り込み、位置を上げていきます。

守澤太志が3着まで浮上!後方からは山口拳矢が捲りを仕掛ける!

   ⑧   
←⑤①⑨ ② ⑥④

坂井洋の二段駆け、その後ろを地元2車が固める形でレースも終盤を迎えますが、9番守澤太志がスピードを上げながら内をどかしていきなんと3番手まで浮上します!
縦に踏みながら横も駆使して内を捌いていく守澤太志はかなり強い印象を受けました!
これは復調確定で、これからのレースが非常に楽しみになりましたね!

二段駆けでかなりのスピードが出ている中、凄まじい縦横の動きと判断力。
このレースの影のMVPは間違いなく守澤太志だろう。

最終コーナー前で吉田拓矢が縦に踏む!山口拳矢の捲りはあと一歩届かず

最後の直線を前に吉田拓矢が縦に踏み込みを開始!
後ろからはもの凄いスピードで山口拳矢が捲ってきていましたが、あと一歩届かず直線を迎えることに。
吉田拓矢か、守澤太志か、それとも山口拳矢かという構図になりました!

地元の声援、ラインの思いを背に吉田拓矢が1着!2着には単騎奮闘の守澤太志

ライン全員の結束もあり、直線まで脚をしっかり溜めることができた吉田拓矢が伸びて1着!
2着には単騎ながら縦に横にと大健闘だった守澤太志が入りました。
3着には惜しくも捲り届かずだった山口拳矢で「1-9-2」の決着でした。

かなりハイスピードで展開された今レース。
先手でレースを進めた関東5車ラインはもちろん、単騎の守澤太志、かなりの猛スピードで追い上げた山口拳矢など、見どころの多いレースだったぞ!

結果と払戻金

1着は本命だった吉田拓矢ではあったものの、2,3着に地元勢が入らなかったこともあり、3連単は2万車券となかなかの結果でした!
車券は的中し、しかも高配当、守澤太志本当にありがとうという感じです!w

払戻金
2枠複1=6:270円(1)3連複1=2=9:4,980円(18)
2枠単1-6:340円(1)3連単1-9-2:23,100円(64)
2車複1=9:1,960円(6)ワイド1=2:570円(6)
1=9:470円(4)
2=9:1,080円(15)
2車単1-9:2,190円(8)

「1-8」や「1-〇-8」を買っていた人が多かっただろうから、レース中に守澤太志が内を進んでいったときは止まってくれーという気持ちだっただろうな(笑)
こればかりは守澤太志を褒めるしかないだろう。

【まとめ】吉田拓矢今季5度目の優勝でグランプリも視野!関東勢の充実ぶりが凄い!

今回は吉田拓矢の優勝で幕を閉じた取手競輪G3「水戸黄門賞2024」決勝戦を振り返りました!
関東5車ラインの援護をしっかり活かし、地元ファンの期待に応えた吉田拓矢
今年早くも5度の優勝で賞金ランキングも9位!

SGグランプリ出場が現実味を帯びてきました。
にしても最近のグレードレースでは本当に関東勢の活躍が目立ちますね
郡司浩平平原康多をはじめ、北井佑季岩本俊介など、多くの選手が賞金ランキング上位に入っています!
これからも好連携でグレードレースを盛り上げてくれることでしょう!

グレードレースでは1着は本命でも2,3着に意外な選手が入り高配当になるケースも多く難しいな!
その時の調子や展開を見極める力のあるおすすめ競輪予想サイトを使うのも競輪で勝つための選択肢だ!

チャリ吉
チャリ吉
仕事終わりに遊べるミッドナイト競輪があることを知ったのがきっかけで競輪にドップリのめり込んだギャンブル好き。
他の公営競技と違い、自力が最重視される戦いが良い。
普段は6車、7車立てで勝負しているため、休みの日に9車立ての出走表を見るとビビる。
グレードレースの決勝で帯を取るのが夢。

掲載の内容はライター独自の見解であり、その正確性・再現性を保証するものではありません。